「バスが来たら、ぼくは乗る
重い空気で 喉がしぼむ

ただの静寂 分厚い沈黙



突き抜けられない 頭のトンネルと

飛び越えられない 心臓の壁



黙る 座る 隣同士

サイレント



気持ちのアタックが

ブロックされている



鼻息とため息 足を組み替えるこすれ

2人だけの空っぽ バス停のベンチ



浮かぶ音が 真っ黒で

考える言葉が 塗りつぶされてゆく



隣で 座り 黙る

クワイエット



黙って 居座る 春はまだか

ぼんやり 思う バスが来ないな



壊さないように 羽目を外し

壊れないように 我慢をはめてきた



言いたくもないし 聞きたくもない

日常は別々に 交じり合わず流れていた



黙る 座る 隣同士

空っぽの バス停の ベンチ



バスが 来たら



ぼくは 乗るつもりだ



あなたは わからない






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by Shogo Suzuki