きもち。
ぽよん。と、
さいしょの水泡


カラダのどこかで
うまれて


ワープするように
脳に伝わる


と、


目と、頬と、ひきつりと、色が


声音に移って
言葉になる


きもち。



イラッ。と、
いちばん敏感なところに触れて


イライライラっと増殖
脳まで押し寄せて
口をつく言葉


鋭く、ハチャメチャで
とにかく溢れ出す


きもち。




ポカーン。と、
カラダのほとんどが
フリーズして


脳まで 何も 届かず


なんだかな、


この


きもち。



  
by Shogo Suzuki