この温もりの中で
波のようで風のよう
やわらかい日射しの
あたかも 最後の
やさしさの中


あしたまでは
せめてこの温もりの中で


両腕で包み
全部で愛し
言葉を越えた
時間で居たい


とても小さくか細い
切れそうな糸を伝い
もしかしたら最後の
最高の時間なのかも


あしたまで
いやあと十秒でもいい


この温もりの中で


両腕で 
身体全部で
全てを越えて
君と居たい



  
by Shogo Suzuki