Open the door

永い冬は眠って過ごす そんな君の話を聞いた
寝ぼけ眼の春の始まりは 誰にも内緒で咲いてるの?


閉ざしたその胸の中に 風をいっぱい吸い込んで
弾け飛ぶ夏は目前 さぁ、両手を広げて



   Open The Door
   そしたら飛び出せ 遠くへ
   太陽の下で泥んこになって
   勢い余って転んで濡れたって
   とにかく、思いっきり笑えばいい



豆腐屋のラッパと長い影 夕暮れはあの坂道へ
眠っていた冬に声だけ聞いた星空 見上げてみれば?


閉じたままで増した温度 ジメジメ悩んだ心の傷も
夜空に全部吐き出して また、明日に向かえばいい



   Wide-Open The Door
   心の空気を新しく入れ替えて
   暢気にないている虫達と一緒に
   寝息をたてて眠ればいい
   いつか、その扉を閉じるまで



   Open The Door
   起きたら飛び出せ 真ん中へ
   飾るだけの昨日の続きなんて
   邪魔になれば放り出せばいい
   とにかく、今日をまた進めばいい




  
by Shogo Suzuki