同じ穴から
同じモノを見ている


そんな時代は とっくに過ぎた


と?


よく聞く話です


だから顔を出しては
先の方をのぞいて


だけど億劫になって
また潜って


まだ、大丈夫でしょ?
と、同意を求めては


ここにいます



きっと 逃げているんでしょうね



歩き出した人が
こちらを振り返ると


高い所から
見下ろされているようで


この穴から?
飛び出して?
カレラノヨウニ?



急かされる未来からぼくは
きっと次の
なんとゆうか先の
絶対必須の明日に近い
確実な次からの


突き上げる感覚に
ぼくは悶々と
安堵にしがみついています


この、穴の中で。




いけるところまで
このままで逃げようと
逃げ切るには
変わりすぎたのに


安心するには、、、
詰まり気味の穴なのに



守られたいから、守りたい


この小さな穴の中で


明日を待っています



  
by Shogo Suzuki