「ここ」 からの
一歩
いつも 超えられなか
ったライン
「ここ」 までは 来れた
今
まで何度も見て
きたライン
いつも 「ここ」 で 躊躇
考え込んだら 面倒臭くな
って
結局 引き返して た
何度も何度も何度も何度も
同じ
こと。
超えられなかったライン。
「ここ」 での もう一踏ん張り
が、
足り ない から
「ここ」 にいた まま
言い訳じゃないけど
「ここ」まで来ただけでもたいした
もんだろ?
って、
自分に言い聞か
せては
「たぶん」 ゴールだろう そのラインを
満足の足
の先で
突っついては 笑って
た。
間違え
て… 軽く ジャンプした あの 時
までは…
間違え
て… 飛び越えて
しまうまで は…
今 すぐ後ろ に 見える
このライン
やっと辿り着い
た ゴール の ようなライン
の、
先に広がる ものすごく 広い 世界。
「ここ」 から始ま
る次
の世界。
この ラインの 向こう
やっと スタートだった
という、現実
を 前に、
ため息なん
て ついていられ
ない。
やっと
「ここ」 まで来
て
ようやく
スタート を 切った
んだと
思う
今。