きらきら
対峙するバグ
群れを成して
とにかく、うるさい
音も色もなく
ただただ相対的に
邪魔
具体性も持たず
絶対的な
敵
ぼくは
硬くして守ろうとしている
自然に溶け込んで ひらひらと
気付かれないように
やり過ごそうとしている
きらきら
光る
邪魔な敵
ついつい眺めたら
見つかる
背を向けたら
捕まる
そして
こうなる
逃げるように進んできたら
ここに来て
望む形は
もはやない
ただ
きらきらしているのが
逃げたい現実