言ったそばから

どの口が言ってんだか

と思う

言われた君の

今の気持ちは痛いほどわかる

と同時に、その先もわかっちゃう

だから、と正当化し

だからなんだよ、と念押しするつもりで

また、

同じことを言ってしまう

わかってる

今の君の気持とその先

それが　

勝手にわかった気になってるということも

それだけが正解じゃないことも

認めてはいるけれど

ついつい。

君より　少し　長く　生きたせいかな

時代は変わっているなんて

変わらない頭と感覚のままで

わかった気になって

だけど変わらないモノだとして

また　言っちゃう

ベースにあるのは

塗り替えられた自分の過去

そして

理想だけで出来上がった自分の正解

そんな価値観で

あくまでも

伝えている、つもりなんだけど

決定的に

欠落しているコトバなんだろうね

だから　届きはしないんだろうね

それがもどかしくて

届く言葉を探してみては

結局、

この口からは

同じコトバがでちゃう

SHI-shu に戻る