流される。
見上げた空が高すぎて
不安定な地面の上
まるで浮遊している


足のつかない深いプールのような
濃い霧の林の中のぬかるみのような


だから。
くっついて歩こう?



YesもNoも言えない先
選択肢じゃないんだな
つまりは単純な未来


運命だか運勢だか曖昧な道しるべに
ただただ流されるだけなのかも知れず


それでも。
二人なら、二人だから


どこに流されても
やっていけるかな?
やって、いけるよな?



見上げた空は相も変わらず
ずっと高いよ


だけど。
すぐ側にいてくれるから。


やっていけそうな
気がする。



  
by Shogo Suzuki