「ない、に、等しい」
見たような 見てないような
聞いたような 風景を見たり
嗅いだことのあるものの中から
味わいたいものを 探る毎日
今日も 昨日も 発見が多くて 新しく
だからか 明日が いつも古い
ゼリー状の(なのに)さらさらとした 表面だけを
1バイトの記号で 発信され 受信して
結局 この手の中で 包み込むものが
ない
結果的に どこか 漠然として 無
圧倒的に 欠如したピースが どこにもない
それを探しに 昨日を頼りに 旅に出て
疲れて戻ってくる 今日の続きが
明日になって また古い
すさまじい数の情報が 染み込んできて
それぞれが 実感もなく存在するから
何、ひとつ、として
ない、に、等しい
何を根拠に 導き出した 数字か
細かく切り刻んでも 正解がないから
大ざっぱに 大枠でとらえて
はい、これだけ、です、と
評価される
改革だ 改革だと 目まぐるしい
明日より 昨日の方が 新しい情報社会で
明日にむけて 変わろうとする 動きに
もう 疲れてしまった