そうはなれないでいる
軽やかに生きて
涼しげに見せる
そうするために私は
私自身を磨いている
というより
自分より少しでも重く
暑くるしい人を探して
その人の側で
そういう振りをしている
本当に軽やかで
見事に涼しげな人を
だから、私は
ずっと見てる
多くは模倣から始まるのだ。
そんなことを聞いて
変に納得した頃から、ずっとだ
だけど
真似するのと
振りするのは
違う。それは分かっている。
それを認めて脱しようとするか否かで
私は、否。
私は変わらず
見事に振りをするだけで
そうはなれないでいるのだ