サンデー。
とても暢気な陽射しの中で
呆れるほど悠長な風を浴びる


ただただ暑く だらだら歩いている


差し迫って地球が大変だから
見え隠れする火星が夢のようだ


ただただ脆いのに だらだら続く



どこからともなくお節介に
何から何まで厄介な日曜日



振り切って逃げ込んだ別世界でも
僕は伸びた髪が邪魔で掻きむしっている


へばりつくシャツが本当に不快で
裸になっていじけてみたりするのだ



アメリカに居る夢から覚めると
腹が出てきた現実だった



とても短気な太陽のせいで
焦るほどあからさまな現実の前


それはもう滑稽なほど拒否的な
畏怖も脅威も超えたコメディだ



どこからともなくお節介な
何から何まで厄介な日曜日


出てきた腹をさすりながら
これが笑えるぐらいの現実だ



  
by Shogo Suzuki