印度・西蔵を放浪した藤原新也、香港からロンドンまで深夜特急で旅した沢木耕太郎、ほぼ同じルートをヒッチハイクした猿岩石、荒野を目指してシベリア鉄道に乗った五木寛之や当時の若者、人類のグレートジャーニーを逆回りした関野吉晴、アースマラソンの間寛平まで。旅した者の書物や写真や日記や「ツイート」は、此処に居ながらにしてバクバクする。小学生の頃から部屋の壁に貼っていたアフリカ大陸の地図、高校生の頃から知らない間にたまったガイドブック。読んだり、見たり、触ったりしていると旅している自分の「浮遊感」が込み上げ、バックパックに詰め込んで出掛けた「必須アイテム」たち。「旅棚」では、旅へ誘うそんな色々を記していきます。