等身大
そう誓った、あの日。
今日みたく晴れていた。
水溜まりもあった。
雲は、出来たてで真っ白。
春だった。
青空の、雨上がり。
風が心地よく、
キラキラ光っていたような
まぶしくて俯いたまま
呟くように誓ったんだ
あれから一年、また春が来た。
花粉が舞ってくしゃみする僕は、
今ここで、こうしている。
鼻がムズムズするのを
こらえながら過ごしている
あの日から
いくらか成長したのかな
少しでも前に進んだのかな
見上げたらまぶしくて
俯いてもムズムズする
これが今の、僕だ。