地下で光が一本、とても綺麗。
視界の上限と下限
細く白い光が一本
きっと 永遠に下の方まで
同じぐらい 上にも延々に
さて、光が明るいのか?
いや、ココが暗いのか?
地下で光が一本、とても綺麗。
箱形空中都市の下で
自らの有無を問いつつ
僕は暗がりで君のことを愛し
君もまた見えない僕を撫でる
いま、何時何分何十秒だ?
もう、終了か? 始まる前か?
確かなのは白く輝く一本の光。
とても細くて頼りないけど永遠。
その光がとても綺麗な今日現在。
僕は、地下で……
明るい光にぶら下がろうと企んでいる。