無力ながら
呼んでる気がしたから
声を追って 手探る

まだ呼んでるから
ぼくは 目を開け……

そしたら きみ 
何かを抱えて眠っていた

呼んでみたけど 返事はない


無理はしないと決めてから
きみの寝顔が愛おしく思うんだ


雨の日には傘で覆い
躓く前に段差は避ける

甘いモノでも付き合うし
好きなだけ悩んで決めればいい

だけど
風のとても強い日は
きみの前髪を守れない

そんなぼくでもよければ
ずっと一緒にいたいと思っている



  
by Shogo Suzuki