カラフル煉瓦の遊歩道
一歩、一歩 そのリズム
今の君の 速度と歩幅
それは 遅いのかもしれない
遠回りだと 周りの皆は言う
のに、君は確実に進み
その方向を知っている
何処へ?なんて聞いても言わない
だから、僕も聞いたりしない
とにかく、晴れている
とても、よく晴れている
風が、音も立てず
スムースに流れている
いち、にっ、さん、の呼吸
今日も君は 進んでいる
昨夜はあんなに泣いて
ダメだダメだと弱気だったのに
ほら、今の君は確かだ
前か後ろか 上か下か
何処か 目指す方へ向かい
まるで別人のように力強い
言いたいことも、あるだろう
言えないことの方が、多いだろう
けど、君の歩む道は
カラフルに光っているよ
カラフルな煉瓦が
太陽に照らされて
遊歩道。
今の君は
確かで
そして、力強い。