every
ただの道 ただの風 
ただの光を浴びて


あらかじめ用意された今を
のみ込んでは放り投げている


ただの足 ただの肌
ただの瞳に映しては


あらゆる希望に絶望してから
毎日が安定したように思う


ただの刻 ただの車
ただの煙 ただのビル


ただの入口 出口はあっち
ただの関係 悪いのもあっち
ただで進歩 奇妙な譲歩
ただそれだけ ただの毎日


見るモノ全てに名前をつけて
聞くモノ全てを丸暗記したろ?


触るモノ全てが危なかしくて
見ず聞かず当たり障りのない術


エブリデー エブリシング
ゴー 何処に? 
ゴーフォー 何に?


ただの昼 ただの汗
これも結局、ただの詩だ。



  
by Shogo Suzuki