消す
一回、ぜんぶ消してみる
ほんとは
要らないところだけ
効率よく消せたらいいんだけど
なかなか煮えきらないから
一回
ぜんぶ
消してみた
そして
白紙に また 書き始める
ほとんどが
もともと書いてあったことだ
また同じことを書きながら
その必要性を
再認識したり
感謝したりして
やっぱ消せないな、と
油性ペンで書いてみて
あんなに
余白のなかった
自分の人生も
整理してみると
こんなもんかと
身軽になったりして
よし、っと
二三度ぴょん跳ねして
迎えに行く
大事なことだけを書けたわけじゃない
要るものばかりな訳でもない
だけど
無駄や無理や無役なんかも
一度消した後で足しから
それでもやっぱり要るんだ、と思えて
これからの
チャレンジに
これだけの武器で
この自分で
戦ってやる、と
いま また スイッチを入れた