それだけが、尾を引き
じわりと、のび広がって
吸い付くように定着する
やがて、羽をもつ残像
飛び立ち、舞い、踊り
巨大になる。覆い尽くす。
結局のところ、インパクトか？
最初が肝心で、肝心な最初が全てか？
そうだとするなら
なんて希薄で
接点の少ないコミュニティなんだ
点いて、ピッ
消えて、プッ
親指ひとつで、ぱっぱっぱっと
機械的な即反応に慣れすぎたせいかな？
私の中の彼は
赤がピンクの残像になって紫で舞ってる
舞ってる紫をうかべながら
赤を意味して色々しゃべっている
赤の普段の普通の蓄積は
私まで、ちゃんと、
パッと飛び込んで来たのだろうか
ほんとはオレンジなのに
黄色を隠して赤に見せてただけなんじゃないか？
そしたら、
彼は紫ではなく、水色なんだろうけど
今、私は、彼に
とても短い、記号のような返信をした
