らしく愉快に
同じ塩加減でも甘辛の差
その絶妙な加減が個性だとして
らしい味に仕上げる皿は
美味い不味いを超えて
きっと習慣なんだよ
小手先だけの模倣や
背伸びしたような無理は
らしくないよ
そのままでいい
尖らず傷つけないから
傷つかない訳じゃないこと
僕はちゃんと知っている
だから君の丸いところ
そっと撫でてあげるよ
楽しそうに愉快に
いつものように笑って
ほら、そのままで
そのままがいい
「らしい」ワタシって何?
頭を抱えて君が言う
よく分からないけど
そんな君が
きっと君らしい
だから、
僕はそばにいたいんだ