赤裸裸
見られたくないモノを
必死で隠している


それがどんどん膨らんで
もし見られたらと想像するだけで


ハレツシテシマイソウニナル


知られたくないコトを
命がけで秘密にして


それが奥へ奥へとめり込んでは
僕の中枢で「全て」に変わってしまった



見られないために僕は見ない
知られないために
僕は何も知ろうとしない



透明人間に、なりたい



ぜんぶを開けっ広げてコソコソせず
セコセコもせずにただ普通に
誰にも見られることなく
居たいだけ


赤裸裸に
透明人間に


それが
一方的な僕の満足だということはわかっている


誰かに見せて、見られて、初めて
赤裸裸なんだということも知っている



だけどそうするには
僕の中枢で居座っている僕の全てが
破裂のスイッチを押してしまいそうで


ナンダカコワイ
ナゼダカムショウニコワイノデス



  
by Shogo Suzuki