そのままで
かき混ぜてる 紅茶には
砂糖もミルクも 入ってない


なのに くるくると
君は 今日ダメだったこと
数えながら
ため息なんか つきながら


気にすることないのに、と
僕は僕で頷いて
「聞いてるよ!」と 繰り返すばかり


そのままでいい。


答えのない自暴自棄を泳いで
疲れた顔も君なんだ



思い切り泣くこと
出来ないんでしょ?


無理に そうやって
みんなの前で笑ってみせるのも
君がそう思うなら
そのままで


そのままでいい。


ダメだっていう君のこと
否定する僕がいるってこと


平気だよって言ってもきかないから
ぜんぶそのまま
受け止めてあげたい


そのままの君を
全部。



  
by Shogo Suzuki