「ノットテレビでテレビ」

2011年には600万人強だった訪日外国人の数が、ここ6年ほどで、一気に3,000万人に迫る勢いの日本。私が20代の頃、“日本の入国者は、出国者(海外へ行く人の数)の半分に満たない、いびつな国”なんて言われていましたが、、、。

ここ数年、ずっと横ばいの出国者数に比べて、ぐいぐい伸びる入国者数。安倍さんは、自分の政権になってから、ビザ緩和やクールジャパンキャンペーン?で成果が出た、と(総裁選で)主張してましたが、そんなのは真の要因ではありません。

例えば、韓国。ここ数年で出国者の数が日本を追い抜く勢いです。今年、出国者が3,000万人に達するんじゃないか?とさえ言われています。日本に比べて、人口が少ないのに、それでも出国者の数は日本以上という状態です。

先日、韓国最大手の旅行会社(ハナツアー)の方のお話を聞く機会がありました。その方曰く、韓国人の旅行ブームを生んでいるのは、旅番組だ、ということでした。

人気タレントが、番組の中で旅をして、その映像から「旅する気」が芽生えた人達に、LCCの興隆でエアチケットが安くなり、民泊などのシェアエコノミーでスマホ完結の気楽さが追い打ちをかけているとも言います。(ビザの緩和があるとすれば、ここの1つの要素として貢献している)

その話を聞きながら、ちょうど私が大学生だった1995年から99年、20世紀の最後にやってきたバックパッカーブーム。沢木耕太郎著「深夜特急」を模して、電波少年というテレビ番組で、無名の猿岩石というお笑いコンビが、香港からロンドンのトラファルガースクエアまでヒッチハイクで旅するという企画が人気を博していました。

他にも、映画(トレインスポッティング、リアリティ・バイツなど)やファッションなど、カルチャーの多くがヨーロッパやアメリカ東海岸から伝わる時代。

ローマのスペイン階段から繋がるブティックストリートでは、プラダをはじめとする店で、今の東京で中国後が当たり前のように、日本語が当たり前に通じました。

テレビや映画、ファッションから芽生える「旅する気」が当時の日本には充満していました。そんな気分を持ち上げ、現実のものとし得たのが、格安航空券の存在です。団体航空運賃のばら売りという手法で、安いチケットで海外に行けるようになりました。

大学時代の私は、大学よりも、ひとりで出かけた海外の都市の方が友達と出会え、そして、二十年経った今でも連絡を取り合うのは、そんな時に出来た友達ばかりです。

現在の韓国の状態を、勝手に、当時の日本のようなモノだと想像するなら、その盛り上がりは、手に取るようにわかる気がします。

東京から日帰りで簡単に行ける鎌倉や、ちょっと遠出しての京都まで、外国人観光客たちは本当に多いです。そんな東京以外で外国人観光客に出会って、ふと思うのは、私自身がそうであったように、例えば、ロンドンやニューヨークなんかでは、「その都市の中に自分を馴染ませる」ことを目指していたように思います。

なんとなくニューヨーカーと同じことをしよう、と思っていました。おそらく、東京でも、外国人観光客の多くは、そんな風にして、東京で生活している者に馴染もうとしているように思います。

が、鎌倉や京都(ロンドンで言うならブライトンや湖水地方に出かけるのと同じ)では、旅行感が一気に濃くなって、その都市に馴染もうなんてことより、旅しちゃうと言いますか。

それ、ほんとに自分の国でやる?というような、考えられない行動を、旅の恥は掻き捨てよろしく、やっている観光客が多いように思えます。

アニメの聖地として台湾で有名な鎌倉高校前駅の踏切では、遮断機に手をかけて、江ノ電バックに写真をとったり、道路のど真ん中にまで入ってポーズを決めたり。

なんというか、今だけ・ここだけ・旅先だから、の行為ですよね。日本の大学生も、世界各地の世界遺産に落書きしたり、変な店で、監禁されたり、ぼったくりにあったり。と、まぁ、旅感が出過ぎるのも、本当に考えものです。

さて、そんな韓国でのテレビは、ケーブルテレビが出てきて、チャンネル数が増えたと言います。日本では、依然として地上波が強く、NHKに民放4局が主流。そこにテレ東を加えて、発信し続けていますが、その視聴率が芳しくありません。

若者のテレビ離れ。数字だけみればまさしくそうです。が、見逃した番組、もう一度みたい番組をオンデマンドで見られるアプリ「TVer」が出来てから、録画することすら止めて、端からこれで見ようと決めている次第です。

先日、視聴数が過去最高になったと「グッド・ドクター」のニュースが流れていました。視聴率だけでは計れないノットテレビでのテレビ番組。いい加減、新しい評価基準(指針)がいりますよね。

もっと言えば、広告収入(スポンサード)だけでやろうとするから民放はつまんない(顔色をうかがって)のであって、NHKに受信料払っているので、それを5局で割って、いろんな視点から面白いのを作ってくれればとも思います。

NHKは、黙っててもお金が入ってきて、まるで公共工事のような、なんとも時間と手間を非効率にかけた無駄遣いが多いという例が散見されますからね。

そんなテレビのドラマの話。10月からいよいよ真ドラマが始まりますね。ノットテレビで見るとは思いますが、注目は、やっぱり「下町ロケット」ですかね。外れはないでしょうからね。あとは「中学聖日記」「大恋愛」「ハラスメントゲーム」などでしょうか。

ドラマでも、多くの名シーンを演じ、創り出した「画」に圧倒されるということが多かったです。樹木希林さん。別居を続けた夫・内田裕也さんのお別れの言葉が素敵でした。だから、ここでもそれをなぞります、「見事な女性でした」。ご冥福をお祈り致します。

 2018年9月24日

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