「ステイ・アラート」

これまでの標語「ステイ・アット・ホーム(家にいよう)」を「ステイ・アラート(警戒を怠らないで)」に改めたイギリス政府(の焦り)じゃないけれど、東京でも、いよいよ、週明けには緊急事態宣言が解除されそうですね。それを機に、都が要請する基準も徐々に緩めるロードマップが示されて、色んな物事の休業や自粛がおわりを迎えそうです。

一足先に緊急事態宣言が解除された関西圏、大阪府の吉村知事も言ってましたが、外出せずに閉じこもってるだけでは経済で死ぬ。だから外出は、是非してほしい、ただ、ウイルスはある、という前提で、しっかりと警戒しながらやってほしい。まさしく〈ステイ・アラート〉。新型コロナウイルス感染のパンデミックも、いよいよ、このステージにきましたね。

いつまでも、どこにも行かず・何もせず・じっと、まるで台風が過ぎのを待てばいいというほど、コロナは短期の禍ではありませんからね。ワクチンができるまでしばらくかかるだろうし、そのワクチンがしっかりと流通するまでにはもっとかかるでしょう。このワクチンのない未曾有のウイルスに打ち勝つには、ワクチンをつくるしかないんですよね。

なので、打ち勝つまでは、共存しないといけません。ウイルスはあるということを前提にした暮らし方、ニューノーマルな生活って、どんな感じなんでしょうね。

考えてみたら、コロナ以前に「こんなこと、普通に考えたら駄目だよな」と思っていたことが、東京だし、都会だし、しょうがないから、まぁノーマルだな、としていた多くは、もうニューノーマルには、入らないでしょうね。

満員なのに、駅員がさらにもう一人ぐいぐいと押し込む電車、階段の上り下り(で歩いているのに)でも、手に提げたカバンを右手から左手に持ち替えることすらできないほどの密着、エレベーターに乗るにも、トイレでも、コンビニでもすぐに大行列という暮らしの数々。

特に、ここ東京では、「他人と距離を保つ」というのが、とても難しいです。難しいというか、全員が同じような時間に出勤・退勤する時点で、不可という感じです。

不可を可能にするには、何かを変える必要があり。テレワークの(強制的な)導入で遠隔業務い慣れた新しい働き方は一助となるかもしれません。遠隔で良いなら、東京に住む必要すらないかも知れないし、東京という街が好きで住んでいるなら、何も、無理してオフィスに通勤しなくてもいいんですよね。

出来るだけ触れずに、対面せずに済ませられることは非対面で、店員と客は透明シートを挟んで、居酒屋の狭い1席も間隔を広げることになるのか。まぁ、政府や自治体がニューノーマルについて、また提言や要請をしてしまうと、勘違いした自粛警察みたいな人が、迷惑にも110番をし始めて、本当に必要かつ重要な通報に支障がでるので注意が必要ですけどね。

先日の朝日新聞に、新型コロナウイルスに関連して、愛知県警に寄せられる110番通報が4月から急増しているという記事がありました。しかも、通報の内容は「公園でバーベキューをしている人がいる」「外でいちゃついているカップルがいる」「パチンコ店が自粛を守らず営業している」「バスでせきをしている乗客がいる」「マスクが50枚4,800円で売られている」「近所の人に、コロナにかかったかもと言ったら、嫌がらせを受けた」などだそうです。ため息が出ます。

異常な事態となった「この春」を経験した今の私たちなら、この通報内容にわからなくもない、というのがあるとしても、5年経ったら、この通報の異常さに、笑うことになるんですかね。もしかして、笑い事ではない状況になってたりするんですかね。もしくは、「え、何が変なの?」とノーマルになっていたりするんですかね。

まぁ、どんな未来が来るのかは分かりませんが、とにかく、自粛が明けたら、警戒しつつのニューノーマルで、本当にいろんなことを積極的に再開していかないと、取り返しのつかない未来になりそうじゃないですか。それはあくまでも経済的に。特に事業をしているなら、その存続について、です。

咳エチケットや毎朝の検温、非接触決済、オンライン名刺交換など、コロナ禍が終息しても定着させたいニューノーマルが、5月の始めに厚生省から発表された(新型コロナウイルスを想定した)「新しい生活様式」にはあります。

いずれにしても、警戒しながら、まずは美術館に行きたいです。草間彌生美術館のように完全予約制にして、人数を絞りながら再開されるのかも知れませんが、ピーター・ドイク展へ、そして、横浜のバンクシー展(こちらは予約制)にも。百済観音は、今度、帰省したときに法隆寺まで足をのばしてみることにしようか、などなど。

新宿にできる三角広場は全天候型だから、オープン自体がさらに伸びるかもしれませんね。FC東京の試合も、始まったとしても無観客だろうからDAZNでの観戦だろうし(もう、いっそのこといいテレビ買おうかな)、有明ガーデンの泉天空の湯もオープン延期がいつまで続くのか。

すぐに梅雨になって、じめじめしながら海の日ぐらいまで続いて、それでようやく雨も減って真夏の暑さ。オリンピックのない真夏の4連休、さて、何しようかな、という感じです。息子の小学校は8月まで夏休みが縮小されそうです。国内の旅行には、いろんな国からの補助がはいって、キャンペーンがうたれそうなので、人混みをさけつつ出かけてみようかな。

渋谷の山下公園は、綺麗になってパーク化されるし、羽田空港の第2と第3(旧国際線)ターミナルの間に、ひとつの街も誕生するし、日比谷にはOKUROJIという、高架下の施設がオープン(予定)します。何でもかんでも中止に延期、としていた新スポットのお披露目が、順を追って(もしくは、一気に!)なされるだろうこの夏は、ほんと、コロナを警戒しつつ、ニューノーマルで楽しみたいです。

トニカク、出かけたい。ステイ・アラートで。そう思っています。そう言えば、日本初上陸となった京都にできるACE HOTELのオープン延期も、この夏にはどうですかね。さらには、お盆の帰省は品川から京都まで新幹線を予定しているのですが、息子はN700Sにしたいと熱いです。そして、私は、9月のシルバーウィークに北海道へ行くべく、予定を立て始めました。

・・・7月、8月、9月の三ヶ月、この夏の予定は、ステイ・アラートで、どんどん立てていって、いいですよね?(と、神様みたいな感じの人に尋ねたい気分です)

とはいえ、世界が経済優先で、少々の無理をしている感も否めません。アメリカやヨーロッパ各国では、自粛に耐えきれず、「とはいっても、仕方なし」という基準で、ロックダウンを解除し始めています。コロナ禍にさんざん苦しめられ、恐怖を知ったかの地なら、その強引さの中にも警戒はあるでしょうが・・・

怖いのは大陸の全ての国で新型コロナの感染が確認されたアフリカ、そして、ロシアを抜いて感染者数が世界で2位まで急増しているブラジルです。インドでも、感染者の封じ込みには手を焼いていると報道されています。

元々は中国の武漢から、ヨーロッパやアメリカに渡って広がり、ここ日本には、距離的に近い武漢からのウイルス感染よりむしろ、ヨーロッパやアメリカから持ち込まれたのではないかという報道もありました。

舵取り役の誰もが口にする第2波。これは必ず来るということを前提に今回の解除に踏み切っていますが、この第2波のやってくる元は、いったいどこになるのやら。それが心配だという気もします。

夏から秋にかけての大規模イベントは軒並み中止になっています。来年の夏に延期された東京オリンピック・パラリンピックも、今年の10月に判断すると言われています。ちょうど、重要判断をする時期、今年の秋に第2波が世界中を席巻していたら、これは東京オリンピック・パラリンピックの中止という最悪の結果になるかも知れません。それだけは絶対に避けたい所です。

中止といえば夏の甲子園大会。同時に、インターハイまで中止になって、高校生のスポーツの祭典が今年はゼロになっています。高校生の部活動において、間違いなく注目度と人気の一番高い球児達の汗と涙が見られないのは、淋しいのひと言に尽きます。そして、何より、当の本人達。球児にとっての甲子園という目標の損出は、計り知れません。

この春、小池東京都知事は言いました。桜は、きっと来年も咲きます。お花見は、来年していただくように、今年は自粛をお願いしたい、と。来年、、、もう高校生ではない今の3年生たちの想いを考えると、胸が痛いです。この春と夏の全国高校野球大会を中止にするということと、それを受け入れる子と。

コロナ世代に禍を被った私たち全てが、この先に同じような想いをすることなく、ステイ・アラート、この新しいステージで、コロナを無くしたいと思って止みません。

私語厳禁で接触なし、水泳の授業なし、クラスの全員が同じ時間に同じ空間で学び触れあうこともなし。そんな風に再開された学校で、柔らかい子供達の心と脳に、今の時代がどう入り込み、この先にどんな副作用をもたらすのか。

考えれば考えるほどウイルスは怖いです。そして、このウイルスが10年単位で発生を繰り返している国には、もっと真剣に、しっかりと「変える」必要があるように思います。



 2020年5月23日

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