「A.R.E.の次はコレという万博の目玉を」

2030年の冬季オリンピック招致断念に続いて、34年の招致もあきらめた札幌市に、38年開催すらも厳しいという状況が突きつけられたようです。

昨年の秋、札幌の街を歩きながら、商店街の入り口や地下鉄のホームドアにたくさん貼られていたオリンピック招致のポスター。今はもう、ないんでしょうね。

やらない、となったらなったで、残念な気持ちもありますが、実際には、やらなくて正解だった、ということもあるんでしょうね。

個人的には、オリンピックが大好きなので、自分の街で行われるとなると興奮するしワクワクでした。2019年、東京オリンピックのチケット予約が始まった時には、スマホとPCの画面に張り付いて、家族会議をしながら、いろんな種目に応募したもんです。

息子は、小学校から全員参加で観戦に行けることになっていたので、それはそれは楽しみにしていました。(まさか、コロナで無観客になるなるんなんて、微塵も思っていない、ただただ楽しみにしていただけの頃の話です)。

東京だからあんなに興奮してチケットを取ろうとしていたんでしょうかね。大阪府民の方々は、同じように興奮したんでしょうか。

先日、1年半後に迫った関西・大阪万博の入場券が発売されました。その日を、まったく興奮もワクワクもせずに迎えた私には、オリンピックとの違いを感じるばかりでした。

もちろん、万博の場合は競技ではないので、数に限りもないですし、前売りを買わなくても、行こうと思えばおそらく当日券もあるんでしょう。だから、前売りの発売だからといって、興奮もワクワクもしないと言われればそうなんでしょうが。

どうも、この関西・大阪万博は、地域住民の方々の温度差を感じてしょうがないです。「東京がオリンピックなら、大阪は万博やでぇ〜」と鼻息荒い世代でもなければ、しらけているといいますか。

「今さら感」のようなものを感じます。

追い打ちをかけて、パビリオンが埋まらないだの、目玉がないだの。なのに、想定以上の運営費に税金を投入しないといけない、という始末ですからね。少しでも、赤字にならないように(ということか)、前売り1日券のお値段、7500円でした。

前回のドバイ万博が3000円、前々回のミラノ万博が5200円だったので、世界的な物価上昇を考えても、なかなか攻めたお値段です。

ちなみに、1970年に行われた大阪万博は、入場料が800円だったそうです。今の価値に換算すると、当時の大卒初任給が46,700円で、今が225,400円なので、そこからの比率で1日券の値段は4000円弱が妥当かと。

そう考えても、かなり高いですよね。まぁ、踏んだり蹴ったりともいえるほどの「あかん」状況に、それでも開催に向けて突き進まざるを得ないんですから、なんとかするしかないですよね。

昔、都知事が変わって、建設途中で中止した都市博(世界都市博覧会)を思い出します。止めるも、止めないも、無傷というわけにはいきませんからね。

こうなったらとにかく、「なんやかんや言われてたけど、やってよかった」という万博になることを願いつつ、月の石だの、冷凍マンモスみたいな「コレ」という目玉が、うまく宣伝されて、ちょっと行ってみるか、と思えるようになってもらいたいです。

空飛ぶくるまも、開発遅れで目玉にはなれそうにないだけに、う〜ん、何か出てこないかな。A.R.Eで盛り上がった関西の、次なるコレに期待するばかりです。

さぁ、12月です。

今年の夏は、史上最も暑かったとWHOが発表しました。その「暑の尾」を引いたような秋を超えて、ようやく朝晩は「らしく」なってきましたね。ただ、まだまだ日差しがあれば暖かいです。

地域によっては一気に気温も下がって、冬到来となっている映像も見ますが、昼間に日差しでもあろうものなら、ワイシャツだけで過ごせてしまいます。このまま暖冬なんですかね。

暮らす上では、暖冬はありがたいですが、それはそれで、いろんなバランスが崩れるんですよね。農作物や水産資源に影響が出るのはもちろん、冬の寒い仕事帰りに、みんなで鍋でも囲みながらという外食への欲求も、値の張るコートなど冬物を買おうという意欲も。なんとなくそがれるような気がします。

そうであるなら、冬は適度に寒く、暖冬によるデメリットの出ない具合でお願いしたいところですが、地球の環境って、そうそう人間に都合よくはいかないものです。

きっと厳しい冬になるんでしょうね。先日、息子が学校の宿題で「理想の味噌汁の具材」というのをやっていました。一緒になって私も考えていたのですが、味噌汁の具材に入っていてテンションが上がるのは餅(具材って言っていいのかわかりませんが)、そして、なくてはならないものは、おあげさん。

あげにプラス、玉子をゴロっとした感じで入れるのも好きです。わかめは別にどちらでもいいです。じゃがいもやニンジン、玉ねぎはいりません。お豆腐も、あったらあったでいいですが、別になくてもかまいません。

となると、あげと餅の入った雑煮でいいのかと言われると、それはそうでもなくて、やっぱりそこにはもう一つか二つ、具材が欲しいところで。あさりと書いた息子。なぜか彼は、貝類が大好きなようです。

味覚って遺伝ではないですよね。あさりなんて味噌汁に入っていたらテンションだだ下がりだった私の子供時代と、息子とは違うようです。

この冬休み、息子の理想の具材で味噌汁を作る宿題が出るそうです。

あさり、かな?



 2023年12月3日


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