「絶対に戦争にならないようにすること」
なんて戦う価値がある場所なんだろうって、心から思いました。昨日、日本アカデミー賞で最優秀助演男優賞をとった佐藤二朗さんのスピーチがよかったです。
「日本映画を見るぜっていうすべてのみんな、みんな、愛してるぜ。いい夜だ、ありがとう。」
言葉のチョイス、その口調、スピード、声音の全部が、とても人を惹きつける役者さんです。今回は「爆弾」という作品での連続爆破事件の容疑者という役どころで、怪演が光っているとか。
行き着くところは其処かなというところでの、ベストタイミングでのキャスティングだったということでしょうか。
日本映画。確かにここのところ、素晴らしい作品が多く、そこで戦うことには、非常に価値があることなんでしょうね。毎年、いくつもの部門を独占するようなヒット作が生まれ、特に今年はアニメでななく実写で、国宝がものすごい記録を打ち立てました。
その国宝で主演をつとめた吉沢亮という役者。大河で太り、朝ドラで激やせし、ストイックに役と向き合うところが、鈴木亮平とかぶり、若手実力派俳優の立ち位置をほしいままにしている感もあります。
特に、先日の朝ドラ「ばけばけ」での錦織としての芝居。もの凄く静かな迫力がありました。思えば、ドラマ「PICU
小児集中治療室」で大竹しのぶさんと対等に芝居をしているところを見て、演技の上手い俳優さんだなぁ、と思ってましたが、ここまで化けるとは。見事なものです。
イケメンだけでは駄目で、むしろ、そのイケメンが邪魔にさえなる役者の世界で、これからに注目ですね。
最近、テアトル系や武蔵野館なんかでアジアの映画を見ることが多いです。インド映画にはまって、ムンバイの映画館で実際に見て、国歌斉唱から始まる上演と、上演中のヤジや歓声なんかにカルチャーショックを受けましたが、最近はタイ映画が面白いです。
韓国が飛び抜けて、香港や台湾映画があって、そこに日本映画も追随する極東アジアの映画の次、タイ映画が熱いです。個人的には、とにかくタイ語の発音というかイントネーションが好きで、特に女性がタイ語を話すのを聞くのが好きです。博多弁を話す女性ぐらい好きです。
夜、一人で、小さな映画館で、ちょっと古めの静かな映画を見てみる。子どもが成長して、クラブチームやら塾やらで居ないので、その時間を使ってちょこっと出かけています。そんな時間が、とても普通で、とっても貴重になってきています。
さて、昨日パスポートを更新しました。
今年の9月に切れるので、7月からパスポートの更新代が半額になるまで待とうかとも思いましたが、だいたいの訪問先で、パスポート残存が半年ということもあり、特に、この春に青島に行く予定だったので、更新しました。行くことは止めましたが。
その更新。スマホのマイナポータルを使えば、本当に楽でした。パスポートの更新は、ログインでマイナカード(物理カード)を読み取る必要がありますが、それでログインさえすれば、必要事項を記入して、スマホのカメラで撮影、自著署名は白い紙に大きくサインして、それを撮影するだけです。
今までなら、旅券センターまで行き、必要事項をその場で書いて、センターの近くにある機械で証明写真を撮って、一枚でいいのに、四枚ぐらいついてきて、それを順番を待ってようやく係の人に渡して、色々チェックされて、やっとこさ受理されたら、また取りに来てください、と。
京都で言えば京都駅、東京なら新宿の都庁にある旅券センターまで、申請時に行って、また二週間後、取りに行くというのが、なかなか面倒でした。が、申請がスマホのみ。地味に写真もスマホでとるだけという気軽さ。
申請後、内側カメラで撮ると反転するので、それを修正したり、自著署名が薄すぎてやり直してくださいと言われたりはありますが、取りに行くだけでOKでした。で、パスポートを取りに行ってびっくり。めちゃくちゃかっこ良くなってました!
まず、ハンコが押されるページが浮世絵の柄になっています。これは、息子が2022年に更新した時に、すでにそうだったので、特に驚きはしなかったのですが、写真とかサインがしてあるページ、そこがプラスチックになっています。しかも、海外のパスポートのように、顔写真が白黒に。そして、偽造防止のためか、小さな写真が特殊加工であったり、上のページにカラー写真があったり。
このプラスチックのページを機械で読み取るので、これまでのように真ん中に厚紙が挟まれていません。何とも、凄くかっこいい装丁のパスポートです。今回が私にとって4冊目のパスポート。思えば、昔から比べると、すごくシュッとしたものになりましたね。
最近は出国しても、入国しても、ほぼハンコなんて押されないので、パスポートが冊子である必要は無く、写真のあるプラスチックのページがカードサイズになって独立する日も近いでしょうね。それよりも先に、マイナンバーカードのように、スマホの中に入る方が先ですかね。
一番最初にとったパスポートを、10年に1度、つまり更新のタイミングで見直すことが多く、そのパスポートにはイランのビザが貼ってあります。あの時、大使館まで行って、自分でとったビザ。結局、9.11があって、その直後の訪問予定だったので、諦めて行かずじまいの国になりました。
あれから、四半世紀が経ち、今、イランは戦争状態です。アメリカとイスラエルに一方的に攻められた状態で、それに対し、どこか捨て身の反撃をしていうという状態にも見えます。
一つの国が(例えばロシアが、はたまたアメリカが)違う国を牛耳ろうなど、今の国際社会のルールに則ればありえないこと。それも軍事力でどうにかしようなんて、本当に浅はかです。それが完遂するわけないという簡単明快なことすら、勘違いして出来ると思い込んでしまう、傲慢。
プーチンという人物と、トランプという人物は、出こそ違うとはいえ(哲学や考え方に違うところがあるとはいえ)、同じタイプの○○なんだと言わざるを得ないですね。
ビジネスの世界なら、相手の要求を飲んで、自分たちの道を変えた方が利点が多いという判断もあるかもしれませんが、国家ですからね、単なるマネーゲームじゃないですからね、そこには心情や信念、宗教がありますからね。自分の力におごって、相手を封じ込めるのは、出来ないですよ。
そのための世界中の混乱。ドバイなどの中東にあるハブ空港が機能を停止し、世界中の旅客事情が変わるばかりか、とにかく石油が大きなインパクトを与えています。日本でもガソリンが1リットル200円を超えると言われ、どこか米の価格のように、そういう報道で、実態より先に動いて値上げ傾向にあるという状況になっています。
この先、アンコントロールなのにコントロールできるかのように思い込み、ノーコントロール状態の混乱の中で、何もかもがごちゃごちゃになりそうで、怖いです。一つのモノ、ヒト、コトには必ず、相対するもう一つのモノ、ヒト、コトがあるのに。その片方だけを持ち上げて正義を語るから、こういうことになるんですよね。
もう、これはずいぶん長い歴史上で繰り返されていることで、そのことから多くを学んで、可能な限りの秩序を保ってきたのに、残念なことです。
例えば、ひとつの戦争を考えたとき、そこに至るまでの経緯である程度「正」と思えることがあるとします。が、それは戦争という結果に居たり、そこで凄惨なできごとが起こり、命が失われたという時点で、間違いであり、悪なんだと思います。
やるべきことは、絶対に戦争にならないようにすることです。そのための交渉や話し合いを、無駄だと思わないことです。自分勝手に、変な理論で愚行に走らないことです。そもそも、そんなことをしそうな者を、選ばないことです。
一日でも早く、中東の混乱が治まり、ウクライナも含めて世界中の国々から、爆撃被害の無くなることを願います。そして、祈ります。
2026年3月14日
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