「がんがん掘りまくっていいのかな」

日本海側に停滞した最強・最長寒波の影響でキリリと冷え込んだ先週末、日中は日差しもあってそれほどの限界的寒さは感じないものの、日が沈むとダメですね、本当に寒い、寒い。

そんな週末の土曜日、わが家は東京ドームで行われたMAROON5のコンサートへ行ってきました。寒さも忘れるほどの人混みの中、水道橋からドームシティへと歩き、ライトアップも少しずつキレイになり始めた夕暮れ。

入場ゲートはカオス状態で、22番ゲートから入る私たちのチケットは、混雑のため隣のゲートへと誘われ、流れにそって21番ゲートに行ったら、またその隣へと、、、。これは魔のループ。とりあえず、21番ゲートから入るも、アリーナへ下りてから遠い、遠い。

わぁ、ドームに来たなぁ、と久しぶりの本格ザ・エンタメの演出に高揚する気持ちでふわふわしていると、隣で中1の息子は目をキラキラさせていました。この多感な年代で、この空間を体感できるのは、うらやましいです。

思えば35年前。中2だった私は、友達が夜中に京都は木屋町のチケット発売所に並んでくれて、4人分をゲットしてくれ、その恩恵を授かり、大阪、(当時は)厚生年金会館で行われたTHE BOOMのコンサートに行ったのを思い出します。席も、4列目でした。

まだまだ3枚目のJAPANESKAを出したばかりで、島唄もなかったBOOMのコンサートは、手作り感も残るものでしたが、私の記憶の中には濃厚に残っています。あれから数知れずコンサートに行き、ライブを浴びた今でも、忘れられません。

息子にとっては、幼稚園の頃からいろんなコンサートやライブに行っているので、私のそれとは違うかも知れませんが、ドームで、世界のトップレベルのエンターテインメントを感じた今回は、これまでの沖縄フェスや竹原ピストル、高橋優とは違った類いの高揚感があったようです。

コンサートが終わり、大混雑の水道橋から少し歩いて飯田橋の方へ。昔、まだ結婚前の妻とよくランチした道。そこを夫婦となり、しかも子供も一緒に歩くなんて、ものすごく熱かったです。ぐわ〜っと色んなことが蘇ってきたりして。

遅めの夕食は、当時、うどんと小かき揚げ丼のセットをよく食べていた雅楽という店に行きました。そこで懐かしい味を堪能しながら、15年以上も前の、あの店が、百名店にも選ばれるような店になっていることに感動。とにかく、うどんも天ぷらも美味しかったです。

JR飯田橋のホームがまだ、超カーブの箇所で止まっていた頃の話ですから、本当に懐かしかったです。

あれから、色々ありました。東日本大震災の時には、飯田橋の高架下で来ないタクシーをずっと待ってました。そして、諦めて、まだ肌寒い中、歩いて帰宅しました。その震災も、もう14年前ですか。

震災の年に生まれた息子は、私よりも身長が高くなり、声も太くなって、いちいち苛々している年頃になりました。とはいえ、かわいいままですが。

メランコリックになることの多かった飯田橋の夜の光景が、今となっては、なんとも不思議に熱かったです。二階の床が傾き、鍋焼ききしめんをよく食べていた定食屋も、まだ現役でありました。今度は、あの鍋焼ききしめん、食べに来ようかな。

さて、大谷翔平は見られそうにもありません(涙)。ローチケ、eプラス、ぴあに読売。二次の抽選販売もことごとく落選しました・・・。3枚というのがハードル高かったんでしょうね。カブスとの開幕戦はさっくり諦めて、土日の巨人戦や阪神戦で応募したにもかかわらず、まったくダメでした。

来週の日曜の一般発売、それにリセールもあるのかな?チャンスはもう限られてきて、ここに来て、本気で諦めモードです。こうなったら、家でゆっくり見ようかな。試合の日は、無駄にドームにいって、雰囲気だけでも感じようかな。グッズは、たぶん、すごい行列で買えないんだろうな。(そういえば、ドームのショップに田中まーくんのユニフォームがありました。11番)

ようやく寒波もおさまり、梅が咲いて、いよいよ桜か?と思っていると、また、来週、寒波が襲うようですね。能登の被災地での映像は、過酷を極めています。東北の大雪も凄まじいですね。普段雪のあまり降らない京都での積雪は、いろんなものがストップして大変だと、実家からラインが来ました。

ドンドン進化して、ガンガンスピードを増した私たちの生活も、自然の前では、為す術がありませんね。地球相手に、がんがん掘りまくれ(石油を)という発信は、一国の、それもアメリカという国のリーダーが言うことなのかな、と寒くなります。

壊すのは簡単、積み上げるのは(守っていくのは)難しい。そんなイージーなことを無視して暴走すると、本当に大変なことになりますよね。それを考えてこなかったツケが回ってきているのに、また、同じ事をやってしまうんですかね。

こんなにも異常の兆しが明確で、ダメな方向へ進んでいるのに、止められないんですね、いろんな価値観の下だと。今年の夏も、また、観測史上、最も暑くなったりするんでしょうね。


 2025年02月11日


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