「あの時、怖じ気づかなくてよかった」

23歳の決断。佐々木朗希さんが、ドジャーズとのマイナー契約を今朝、発表しました。ドジャースかパドレス、ブルージェイズか?と三つどもえで、年を越しての契約決着。

(何となく外野から)色々と言われる選手だから大変だなぁ、と思いながら見てましたが、結果は、落ち着くところに落ち着いたという感じじゃないでしょうか。

大谷翔平さん、山本由伸さんという超お手本のお二人と一緒に成長していくんでしょうね。これは、3月のドームでの開幕戦、ほんと、チケット争奪ですよね。

来週の一般発売、まだ席って残ってるのかな、とだんだん私自身は諦めモードです。テレビ観戦か、どこかのスポーツバーで見ようか、今の所、そんな選択になってきてます。

佐々木朗希さんと同世代、22歳や23歳の若者は、4月から新生活という人も多いと思います。特に、今、大学3年生の人には、人生設計の第一歩、就活の開始でエントリーシートを打ちまくっているかも知れませんね。

22歳(はたまた23歳)という点にたった「at」の時、そこでの判断がとても大きいように思えました。

ただ、人生という面(もしくは線)の上に「on」した視点から見ると、あの地点での判断は、その後の人生の全てではないことを経験しました。

だから、悩んで自己分析して、挑戦して、成功しようが失敗しようが、それは、その時点でのことだということ、何もかもが、「それから」決まっていくのだと言うこと、知ってもらいたいです。

佐々木朗希さんのインスタから、「とても難しい決断でしたが、野球人生を終えて後で振り返ったときに、正しい決断だったと思えるように頑張ります。」 応援してます!

大谷翔平さんもインスタで佐々木朗希さんへ暗黙の応援をあげています。楽しみですね。

18歳の方たちも、今日は大学入学共通テストの1日目。天気のいいところが多くて良かったですよね。大学受験も一つの大きな節目です(長い目で見ると、そこまで大したことではないですが)。

これまでのがんばりが、結果となってはっきりと出てしまうのが試験です。日本の場合は、本当に大学に入るのが難しいですからね。入ってからは簡単で、卒業も楽なのに。

だからこその今日、試験本番。実力を出し切れる事、祈っています!

節目節目で選択して、その先の人生を歩む「(大学や会社という)場」って、そこで出会える人達や物事が変わってきますからね。

善い悪いではなく、出会いたい人や、出会いたい物に合致するには、流されず、自分のしたい(行きたい)場をちゃんと目指して、進んでいくのが大事です。

流されたり、”しょうがなし”で選んだ場って、本当にどうしようもなく嫌で、だんだん、全部を諦めてしまいそうになりますから。50年近くも生きてくると、私自身にもそういう「場」ってありました。

15歳、18歳、22歳。高校や大学、就職といった選択をするときには、だからこそ、自分基準でしたいかどうかを軸に判断してもらいたいです。13歳の息子も、これからそんな判断を迫られるようになるのかと思うと、親としては、そっと息子自身の「したい」を応援したいと思っています。

一方で、誰もが同じタイミングでする判断ではなく、それぞれの人生で行う「決断」というのもあります。今回の佐々木朗希さんのように、後で振り返ったとき、ターニングポイントになるような大きな選択です。

色んな要素を判断して、そこから絞る決断。こういうのは、自分のしたい軸に加えて、色んなバランスが絡んできますからね。

決断した地点では、何一つ答えの出ないモノです。あくまで、その地点から先、どう生きていくかで答えが決まる類いのものです。だからこそ、そんな決断をした多くの方々の、健闘を心から祈ります。

と、私自身に置き換えてみて、どうだったか。

高校に入って、大学へいって、就職して。転職して、結婚して、親になって、家族が軸になって、今。

う〜ん、決断したことって、やっぱり大学生の頃、お金もなくて、家族旅行なんてものもほとんど無かった中で育って、なのに、一人で、海外へ出たことですかね。

あの日、すごく寒い日に、大学の授業が終わって堀川通りを下りながら、ふと、パスポート取ろう、と思いたって、当時は京都駅ではなかった旅券事務所へ行ったこと。

一人で海外へ行く。あの決断があったからこそ、出会えた人たちがいて、得たものがありました。そして、その後の人生、つまりは私の人生のほとんどを彩ってきてくれたと思います。

あの時、怖じ気づかなくてよかった。
あの日、先送りにしなくてよかった。

今振り返って、心底、思います。

決まった時期に、みんな同時に迫られる選択よりもむしろ、個々人の中に、それぞれのタイミングでやってくる決断の方が、言うまでもなく、人生の中では大切です。

それも、1回や2回と、回数が決まっている訳でもないですからね。人生って、そう考えると、面白いモノです。



 2025年01月18日


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